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クラブ広報活動

我等の生業No.5

   備前ロータリークラブ

          NO.5

                               会員の仕事やそれへの想いのご紹介

 

親子の言葉遊び 

                           雷 門 喜 助 作

昔から、よくある「諺」教訓、風刺などを織り込んだ短い言葉、よく出てきます。自然に覚えてしまうと、面白い。ある親子、順に言って楽しんでいる。

 

子 ねえ、お父さん。一難去ってまた一難って知っている?

親 昔の諺だな。じゃ、お父さんもイチカバチカかやってみるか。

子 うまくいけば、一石二鳥でだもんね。

親 やるもんだね。一石二鳥か~、じゃ、一獲千金でも夢見るか。

子 そうだよ、二度あることは三度あるよ。

親 なるほど、今度は二が出てきたな。じゃ、あれもこれもやると、二足のわらじを履いて失敗する。

子 それじゃ、二束三文じゃないか。

親 そうか、じゃ、二の舞はやめるか、じゃ、三人寄れば文殊の知恵 と言うから、お母さんでも入れるか。

子 そうすると、三人よればかしましい というじゃないの。

親 バカ、それは、女三人寄ればだよ。男二人に女一人じゃ、そんなことないよ。

子 お父さん、そんな四角四面のことを言わなくてもいいじゃないの。

親 うまく逃げたな。今度は四でいくか。じゃ、おまえ卵が好きだろう。そこで、丸い卵も切りようで四角、とどうだい。

子 まあ、五十歩百歩かな。

親 なるほど、やられたな。じゃ、一寸の虫にも五分の魂。どうだ、五が出てきたぞ。

子 そう言うのを、お父さんの好きな五目並べ、五里霧中てんだよ。ちょいと違うかな。

親 しかし、おまえは総領の甚六なのによく知ってるな。

子 たいした事はないよ、こう言うのは、知ってるのを、遅れないように早く言った方がいいんだよ。十日の菊に六日の菖蒲 て言うじゃないの、遅れちゃだめなんだ。

親 その通りだ。お父さんでも、これで大変、男子家を出れば七人の敵あり と言ってな。

子 でも、もし敵にやられても、また起き上がる。つまり、七転び八起きだよ。上の人には七重の膝を八重に折る お願いする事。そうすればどうにかなるよ、だめなら、当たるもハッケ、当たらぬもハッケ、これでいいよ。

親 おいおい、おまえはまだ子供だからそんな事言ってるが、世の中の人は皆、口八丁手八丁 なんだぞ。それに、お母さんは傍目八目だから。

子 そんな事言ったら、お母さんが可愛そうだよ。お父さんも、もう少し痩せたらどう。

腹八分に医者要らず て言うじゃない。だめだったら薬を飲んで、薬九層倍

親 おまえね~、簡単に言うけど、人によってみな違うんだよ、考えが。十人十色 て言うだろう。

子 でもさ~、誉人千人悪口万人 て言うよ。僕も頑張って三つ子の魂百まで 頑張るよ。どうせ人の噂も七十五日。無理しないで、ゆっくりと、お酒でも飲んで、お父さん長生きを。酒は百薬の長 て言うじゃない。百聞は一見に如かず。やってみることだよ。

一を聞いて十を知る だよ。そうして努力すれば、石の上にも三年、おめでたく、鶴は千年亀は万年、まさしく千載一遇だよ。

親 おいおい、諺でお父さんと戦うのか。勝てるか。

子 なあに、お父さんの趣味道楽と同じ。

親 お父さんの道楽は、碁を打つ、語学だ。

子 だからお父さんには、一目置きます。

 

このごろ思うこと

                                       木村 宏造

 備前焼の中で生まれ育って、75年になりました。戦後の苦しい時の備前焼、昭和40年代から平成の初めのころまで続いた備前焼の一番良かった時、平成10年以降から今まで続く備前焼の不況の中、今、備前焼陶友会理事長として、3期目を務めさせて頂いております。

 備前焼一陽窯の長男として生まれ、大学卒業後、父木村一陽の下で働いてまいりました。平成元年に父一陽の死後、窯の当主として投手今まで頑張って参りました。今現在では息子が成長して窯の大半を任せています。

 この10月には、34回になります備前焼祭りも無事に終わり、ほっとしているところです。備前焼の祭りとして始まった備前焼祭りも、10年ほど前から、地域の祭りへと変わり、定着した感じはあります。10万人に近い人々が集まる大きな祭りにはなりましたが、備前焼の関係者の方からは売り上げの不満が出てくる事は仕方のないことだと思っています。出来ることなら、今の備前焼祭りを良い方向で続けて行ければ幸いと思っています。

 

地域金融機関に勤めて

                            木下 洋司

 

 私が勤務する、日生信用金庫は昭和23年7月23日に設立され、今年で創立68年を経過いたしました。当初は、日生信用組合としてスタートいたしましたが、昭和26年6月に信用金庫法が制定され、信用金庫に改組し今日に至っております。

信用金庫が一般の銀行と大きく異なるところは、預金は誰からでも預かることはできるが、融資は原則会員に限定されるところであります。また業務エリアも限定された地域であること、会員資格についても、法人は、従業員の数が300人を超え、かつ資本金が3億円を超える事業者を除くとされております。

 いわゆる「中小企業の定義」にかなう会社に特化することとされ、信用金庫は、「地域に根ざし、地域に特化し中小企業・個人の弱者救済をしなさい。」という使命を与えられて今日に至っております。

 私は金庫に入庫し今年で38年を経過いたしましたが、実は、大学での専攻は工学部の無機工学であり、卒論は「ガラススラッジによるクロム含有煉瓦の焼成」と、煉瓦会社に勤務すべき内容でありました。それが38年の長きにわたり信用金庫に勤め、昨年よりは理事長職を拝命するなど想像もできないことでありました。また、38年勤務のうち、25年間は本店営業部に勤務、融資関連の業務に携わってまいりました。

 本店営業部の特徴は、海運業とのかかわりであり、金庫全体でも40%以上の融資シェアーを占めていることであります。海運業は、内航海運にあってはバブル崩壊後の長期の低迷期、また外航海運にあっては、数年前の超円高の伸展など非常に厳しい経営環境を経験いたしましたが、日生地区にあって海運業は古くより、船どころ「ひなせ」として栄え、また、日生地区最大の、地場産業で永い歴史を有しております。

当金庫は、全国にも例を見ない「海運課」(現在は海運室)を平成7年に設け地場産業育成に注力、まさに地域創生への取組を実践してきております。

地域金融機関の使命である、地域の活性化、地域経済の繁栄への取組をより一層推進することこそが、我々、地域金融機関の使命であり、引き続き、全力を挙げ邁進いたしたく考えております。

 

身近な法律専門家として

                            岸 本 泰 子

 

 私の職業は、司法書士というその名のとおり法律を扱う仕事です。

 具体的には、家を建てたとき、土地を買ったとき、不動産の所有者が亡くなり相続による名義変更を必要とするときなどの不動産登記。会社や法人のお客様には、設立、役員の変更、資産や資本の額に関する変更、合併や解散などの商業登記。その他、供託、裁判所や検察庁への提出書類の作成業務。簡易裁判所における140万円以下の訴訟に関する法廷代理活動などです。

 弁護士事務所がない町、いわゆる司法過疎地域にも司法書士事務所があることが多く、私たちはもっとも身近な法律専門家と言われています。

 私も日頃から、親戚のような感覚で、地域の方が気軽に相談に来て下さるような事務所でありたいと努力しております。

 「後妻業の女」という映画が話題を集めています。これは結婚相談所を通じて、独身の中高齢男性と結婚し、多額の財産を奪ってその後離婚する、ということを繰り返す女詐欺師(主演・大竹しのぶ)の話だそうです。実話をもとにしているということですから、恐ろしいことですが、映画では騙す女と騙される男の駆け引きがどこか滑稽に描かれているということで人気を集めているのでしょう。

 近年、家族の在り方が多様化し、中高齢者の再婚も珍しくなくなりました。あまり知られていない制度ですが、『夫婦財産制度(民法756条)』というものがあります。婚姻により夫婦となると、お互いの財産は区別が難しくなります。日常生活の費用負担や離婚の際の財産分与のため、財産を多く持っている或いは稼ぎの多い方が結果として多く負担することになる場合があるのですが、夫婦財産制度というのは、夫婦がそれぞれ保有する財産や今後築くであろう財産の帰属をどうするかということをあらかじめ契約で定めておく制度で、婚姻届の前に契約締結し登記することで効力を発揮します。外国の映画スターなど婚姻前にこのような契約をしていることは多くの方がニュースなどでご存知と思います。

 夫婦財産制度はこれまで日本ではほとんど利用されていませんでしたが、皆さんがもし、不幸にも何らかの理由で連れ合いと別れ、後に幸運にも再婚することになったとき、この制度を使うことで互いの子供や親族に心配をかけないですむことがあります。

楽しいエンターテイメントを観ても、どうしてもこのような野暮なことを考えてしまう。「職業病かな」とも思いますが、皆さんの頭の片隅に少しおいていただいて、知人の相談などあった場合に思い出していただければ幸いです。

                


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