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クラブ広報活動

我等の生業 No.1

   備前ロータリークラブ

        等 の   NO. 1

        会員の仕事やそれへの想いのご紹介

 

掃除は子供たちの力を伸ばす

                  荒 井 一 郎

48歳の時に備前RCに入会させて頂いて27年が過ぎました。現在は体に気を付けて一年でも長く備前RCのメンバーでいたいと考えております。11年先のリニアモーターカーにロータリアンとして乗るのが目標です。

さて、最近KKダスキン大阪本社に『学校教育支援活動企画推進事務局』通称『お掃除教育研究所』と言う部署ができました。

私も以前から、備前市、和気郡の小学校に出向いて出前授業を行ったり、中学生の職場体験を受け入れるなど学校と少しばかり関わっておりました。子供たちと交流してみると、学校における掃除用具や掃除方法は数十年前と何ら変わっておらず、子供達の掃除に対する意識や関心は年毎にどんどん低下しているし、子供たちが家庭で自らが掃除をする機会は随分少なくなっているように見受けられます。

そこで子供たちに、掃除に対してもっと興味や関心を持ち、掃除の大切さを理解してもらおうと本社の事業に参加したわけです。児童生徒は掃除を通してホコリや汚れの正体を知ることができ、掃除をすることの大切さを学びます。正しい掃除用具の使い方を知ることで効率よく掃除が出来ること、あいさつ、マナーも一緒に学ぶこともできます。この事業をきっかけに、子供たちにが、掃除は健康で快適な生活に不可欠で、身の回りの道具や機器のメンテナンスにとても大切であることの理解を深め、学校や家庭生活の中で掃除により一層積極的に取り組んでほしいものです。

活動の後、子供たちから貰った沢山の感想文からも、その効果を伺うことができ、爽やかな満足感をもらいました。今後とも私の会社も、掃除を通して、子供たちの成長にお役立ち出来る会社でありたいと思った次第です。

 

歯医者の職業観

                中 條 新 次 郎

現代の技術革新は目覚しいものがあります。

自動車にせよ、電話にせよ、コンピューターの発達により、子供時代に見た未来の世の中に急速に近づいているように皆が感じているところですが、歯科の分野もそうです。理工の教室にいた頃は、口の中のメタルフリーを実現するような研究が行われていましたが、もう開業医のレベルで達成されています。オールセラミックの被せ物もコンピューターがセラミックの部材を削り出して作ります。技工士の活躍の場はコンピューターです。次第に型取りも無くなっていきます。3Dカメラで口腔内をスキャンするだけで、コンピューターが被せ物を作ってくれます。これは最早実際に行われています。常に新しいものを追い求めないと、自分が時代遅れになっていきます。

最近、私は顎顔面矯正に取り組んでいます。もともとインプラント専門でやってきましたが、今は子供の歯並びを治しています。この方法を推奨する師匠に出会ったからです。早くに出会っていれば早くにやっていたのに、出会いは貴重です。要するに今までこのような治療を開業医に手取り足取り教えてくれる献身的な師匠がいなかったから、自分もできませんでした。勉強不足です。この歳になって勉強です。

不幸にも自分の歯の治療を大阪の先生にお願いしています。根管治療のスペシャリストです。実際自分がマイクロスコープを使った治療を受けてみて、感動しました。何にでも専門はいるものです。できない自分は、今はこの方法を勉強中です。「やんごとなきことにも、先人のあらまほしきことかな」(兼好法師)ですから、マイクロスコープを購入するためにまたもや借金です。ペリオは歯周病専門の先生から教わりました。他にも学んでいることは沢山ありますが、最早その師匠達は年下になっていきます。

大学を出て、歯科医師として多くの患者様の治療にあたってきましたが、今から考えると、申し訳ない感じです。あまり詳しく知らないで歯科治療をやっていました。反対に今はよくわかっているかというと、そうでもありません。今はよくわかっていることと、わからないことが多いということが分かりました。例えば、歯の神経を安易にとっていますが、この基準すら、今は自分の中で変わっています。再生療法も新しい治療ゆえ、きちんとしたガイドラインは未だありませんから、知識と経験の中で、どうやらこれが確からしいから、こうしておくのが今はベストだろう、という治療をしていることになります。

エビデンスに基づいて治療を行うことが当たり前ですが、そのエビデンスも新鮮なものでないといけません。我々は常に新しい治療やエビデンスにアンテナを張り、学び続ける必要があります。歯科のことによらず、生きる上では何事も勉強なのでしょう。知識はS字カーブを描いて増えていきます。一方で知らないことがあまりに多いことにも気がつきます。むしろ、知ったかぶりで生きているように思えてなりません。

常に謙虚で、勉強の姿勢を続けることが、生きて行くひとつの方法だと今は考えています。


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